学生の中で話題のスマートドラッグとはどんなお薬?

話題のスマートドラッグ

スマートドラッグとは?

スマートドラッグ、略してスマドラと呼ばれるものは、飲むことで脳の働きを高める事ができる薬として一般的には認知されています。

厳密に言えば、精神科や心療内科などを受診する患者に対して、処方される薬のことなのですが、医薬品ではなく似たような働きをするサプリメントも同じように扱われています。

なぜ、スマートドラッグを服用すれば脳の働きを高める事ができるのかというと、思考をするために必要不可欠な脳内の神経伝達物質の分泌を高めたり、酸素やホルモンの供給量を増やして脳を活性化させたりという特徴をもっているためです。

スマートドラッグが病気の治療に使われる処方薬としてではなく、健康な人が勉強や仕事で論理的な思考や暗記をしやすくするために用いるになったのは1990年代のアメリカがきっかけだとされています。

大学生が勉強のためにと使いはじめて、それが瞬く間に広まっていきました。日本では、スマドラとして扱われる薬については、医師の処方なしでは、基本的に手に入らないものです。

アメリカほどの普及率ではなかったのですが、今インターネット環境が整っていれば、処方箋なしで購入する事ができる国から個人輸入をする事ができようになっています。

徐々に使用する人が増えてきています。脳の働きを高めるというのは、とても魅力的に思えるところですが、その危険性は無視できません。神経伝達物質の分泌をスマドラに頼ってしまうと、自然な状態での分泌量が減ってしまい、服用する前よりも認知力が低下してしまったという報告もあります。

また薬によっては、離脱症状としてイライラや虚脱などが出てしまい、スマートドラッグなしでは生活できなくなる可能性もあります。覚せい剤や大麻とは違う、と思っても安易に手を出すべきでとはいえません。

なにより、海外で作られているものは、日本では未承認なので安全性が確保されていないものもありますし、そもそも人が口にして良いものかということさえ確かではありません。カプセルに毒物を入れてスマドラとして販売していることだってありえるのです。

こうした実情を踏まえて、厚生労働省では、個人輸入できるスマートドラッグをこれからは規制しようという動きがあります。もちろん、病気の治療で個人輸入をする必要がある、ということであれば処方箋や医師の指示であることを証明すれば、これまで通り手に入ります。ですが、単に勉強のために、ということで手に入れようとすることは、これからは難しくなる可能性が高くなるでしょう。